WRブライアントの検査結果を待つカウボーイズ
2016年09月27日(火) 10:18
現地25日(日)、ダラス・カウボーイズはシカゴ・ベアーズ戦に31対17で快勝したものの、この試合の第1クオーターでワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントの膝があらぬ方向に曲がってしまった。この負傷によりスターレシーバーのブライアントはサイドラインまで足を引きずりながら下がっており、こういったシーンはダラスでよく見かける光景になりつつある。
膝に処置を施した後、ブライアントは試合に復帰してクオーターバック(QB)ダック・プレスコットのキャリア初のタッチダウンパスをキャッチ。
ヘッドコーチ(HC)を務めるジェイソン・ギャレットは負傷を抱えながらプレーしたブライアントに関して、「彼は25日夜にレントゲン写真を撮り、MRIもその翌日に撮った」と述べ、チームが検査結果を待っている段階にあることを明かした。
オーナーのジェリー・ジョーンズは25日夜、ブライアントの負傷については深刻なものではないとし、『ESPN.com』を通じて「われわれは大丈夫だ。他にも対処すべきことがある。しかし、ブライアントのことも含め、現段階でカウボーイズには何の問題もない」と楽観的な態度で述べている。
スクリメージからのセカンドプレーの際にブライアントは負傷した。試合の映像を見ると、相手ディフェンスの下にブライアントの右膝が巻き込まれているのが分かる。ブライアントはダラスのレシーバーの中で最も多い68回中52回のスナップを受け、6回のターゲット中3回、40ヤード以上をマークして得点に結びつけた。
2015年シーズンの開幕戦に足を骨折したブライアントは昨季に7試合を欠場し、復帰後は決して調子が良さそうに見えなかった。カウボーイズは新人QBであるプレスコットがブライアント不在の状況で戦うことを強いられないよう願うばかりだ。
ジョーンズは「ブライアントが負傷した際、彼の膝がどうなったか見ていた。少し心配ではある。ブライアントがその後も動き回っていたのは見た。しかし、私はマイケル・アービンを知っている。膝十字靭帯(じんたい)の負傷後、復帰したアービンのことは忘れない。このリーグでは同じようなことが繰り返し起きる。それに対し毎回敏感に反応してはいられない」と語った。
ブライアントの検査結果が公表されるまで、カウボーイズのファンたちは息をするのもままならないことだろう。