「49ersのキャパニックは先発するべき」とシーホークスDEベネット
2016年09月27日(火) 12:33
現地25日(日)、シアトル・シーホークス戦でサンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)ブレイン・ギャバートはシーホークスのディフェンス陣にわずか119ヤードと完全に抑え込まれている。それにもかかわらず49ersがQBを代えなかったことについて、シーホークスのディフェンシブエンド(DE)マイケル・ベネットは驚きの色を隠せなかった。
ベネットは地元紙『Seattle Times(シアトル・タイムズ)』に対して「個人的な意見だが、(コリン)キャパニックの方が勝てるチャンスはあると思う」と述べた。
試合後に49ersのQBキャパニックと言葉を交わしたベネットは、その際の会話がスポーツに関するものであり、先ごろ議論を巻き起こしたキャパニックの行動については話さなかったと明かしつつ、次のように続けている。
「またプレーするチャンスがあるかどうかについて彼と話した。彼は良い選手だ。ただ機会がないだけ。彼にはもっとプレーしてほしい」
初めの10ドライブ中7パントとQBギャバートが明らかに苦しんでいたにもかかわらず、49ersのヘッドコーチ(HC)を務めるチップ・ケリーは37対18で大敗した試合でもキャパニックの起用を考えなかった。
ケリーは26日、「コリン・キャパニックはわれわれが擁するナンバー2のQBだ。キャパニックは万全な状態ではない。だから現段階で彼はナンバー2なのだ」と述べている。
今シーズンは2人のQBを併用で先発させると思われていた49ersのオフェンス陣だが、日曜日に合計わずか254ヤード(多くはガベージダイムで稼いだヤード)という記録にとどまりながらも、今のところHCケリーが方針を変えるつもりはなさそうだ。
「ギャバートにはまだチャレンジがない。彼は投げたのは100ヤードだ。彼にとっての課題はディフェンスの動きを読むこととポケットに居続けることだ」
ギャバートが相手チームに怖さを感じさせるほどのレベルではないと感じているベネットはそう語った。