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カウボーイズOGコリンズ、靭帯損傷で長期離脱

2016年09月28日(水) 19:39


カウボーイズのラエル・コリンズ【Aaron M. Sprecher via AP】

ダラス・カウボーイズは今後、オフェンシブラインの要が不在のまま戦っていかねばならない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはダラス・カウボーイズで2年目を迎えたガード(G)ラエル・コリンズがつま先の靭帯(じんたい)を損傷したと報じ、今後のセカンドオピニオンによってコリンズの手術の有無が判断され、暫定的に言えば6週間から10週間と長期の離脱になりそうだと伝えた。

ラポポートはコリンズがおそらく、指定復帰付きの故障者リスト入りする可能性もあると付け加えた。

カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは現地27日(火)、地方ラジオ番組『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』の中で「コリンズは手術をしなくてもよさそうではある。彼が痛みにどれくらい耐えられるかが問題だろう」と語った。

コリンズは記者に対して火曜日、負傷したつま先に関するより多くの見解を求めており、手術を回避したい意向であることを明かした。コリンズにとっては朗報かもしれないが、彼はあるドクターからつま先の靭帯損傷に関しては手術を回避して自然治癒が可能であるという診断もくだされていると語った。

妙な形で殺人事件に巻き込まれ、事情聴取を受けたコリンズは2015年ドラフトで1巡目指名の実力がありながらも指名漏れ。しかし、ドラフト外でカウボーイズに加入したコリンズは昨シーズン後半、ランニングバック(RB)のダレン・マクファッデンとコンビを組んで10月ごろから2人が共に先発出場し始めると、チームは大きく息を吹き返すこととなった。かつてルイジアナ州立大学でスター選手であったコリンズはNFLでもディフェンス潰しのランブロッカーとして名を馳せた。

このようなコリンズのケガ情報ともなればかなりの大事であるはずだが、カウボーイズのオフェンス陣に慌てた様子は全くない。コリンズは今季、3試合を通してまだその実力を発揮できておらず、カウボーイズは今夏にトレードすら考えていたGロナルド・リアリーをコリンズの代役として起用する方針。

コリンズに先発を譲るまで36試合中35試合に先発出場していたリアリーはおそらく、フットボール界至高のバックアップラインマンだ。

リアリーは今年8月、「このリーグで俺は先発に値する。だから先発であるかのように振る舞うんだ。この先何が起きようとも常に万全な状態でありたい」と主張。

リアリーはRBデマルコ・マレーが2014年、年間最優秀攻撃選手に選出された際の影の立役者でもある。これからの2か月間でリアリーはRBエゼキエル・エリオットが年間最優秀新人攻撃選手として選出されるためにまた一役を買って出ることになる。