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元QBティーボウ、公式戦初打席初ホームラン
2016年09月30日(金) 01:45
1年間在籍していたニューヨーク・ジェッツ時代、元クオーターバック(QB)のティム・ティーボウは現バッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)レックス・ライアンと野球についてよく語り合った。この2人にとって野球は共通の関心ごとであり、ニューヨークでティーボウのフットボーラーとしてのキャリアが下降線をたどる中、彼らにとってその時間は2人の間の緊張を解きほぐすための良いひと時であったのかもしれない。
それから4年後にティーボウがフットボールではなく、野球のフィールドでプロとしての復活を遂げようとするなど、当時の2人は知る由もなく、また、想像すらしていなかっただろう。
現地28日(水)、今月初旬にニューヨーク・メッツとマイナー契約を交わしたティーボウが初めて公式戦でプレーした。空席も目立つ観客席ではあったが訪れた人たちが皆、初球を見逃すまいと食い入るように見つめる中でティーボウは打席へと入った。
そして、衝撃的なことが起きる。
ティーボウの放った打球は空を切り裂きスタンドへ。
教育リーグの公式戦初打席でホームラン。
オーチャードパークにいるライアンの耳にこのニュースが入るまでそう時間は要しなかった。
『NFL.com』のキム・ジョーンズによるとライアンは「本当にすごいな。彼は良い奴だ。本当に好きだった」とコメントしたそうだ。
信じられないようなことが現実に起きている。