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トレバー・ローレンスは偉大なQBに並ぶとジャガーズHCペダーソン

2023年08月16日(水) 15:57


ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【Kevin Sabitus via AP】

ジャクソンビル・ジャガーズは2022年にさまざまな面で周囲を驚かせ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを勝ち取って、ワイルドカードの試合に勝利した。ダグ・ペダーソンがヘッドコーチ(HC)に就任した、初年度のことだ。このオフシーズンにはチームに対する期待が高まっており、2023年シーズンはどのライバルに対しても忍び寄るというわけにはいかないだろう。

ジャガーズにとって、次の一歩を進めるためのカギはクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスがペダーソンのシステムにおける2年目に、トップレベルの選手へと成長することだ。今のところ、それは順調なように見える。

チームの公式記録によれば、ペダーソンHCは現地14日(月)に「これで2年目になるが、1年前のオフシーズンから今日までトレバーを見てきて1番大きな部分は、彼の自信が信じられないほど高まっているということだ」と語ったという。

「尋常ではない。彼は過去を乗り越え、未来に集中し、このフットボールチームとのチャンスを受け入れている。当然ながら、彼の自信はきわめて高い」

「これまでに一緒にやってきた若手クオーターバックのことを考えれば、2年目を迎えるときにそういったものが見えてくる。自信が高まり、攻撃陣についての理解が深まり、トレバーと私や、トレバーと(攻撃コーディネーターのプレス・テイラー)、トレバーと(QBコーチ)マイク・マッコイの間の対話も、オープンになる。それは成熟さを伴うものであり、彼の自信からくるものだ。彼の能力だけではなく、システムの中での自分の位置についての理解も関係している。こういう選手や、こういう若手クオーターバックと一緒にいるのは楽しいし、前にも言ったように、彼はスポンジなんだ。彼は学ぶことを望んでいる。もっと良くなりたがっている。明らかに、彼は自分が望む位置や、われわれが彼に望む位置にはいない。なぜなら、われわれはいつでも、もっと良くなり、改善することができるからだ。彼の全体的なリーダーシップ能力は、今年のトレーニングキャンプを始めるにあたり、彼の中で本当に輝かしい部分だった」

ルーキーシーズンにNFL最多のインターセプト17回を喫し、タッチダウンは12回にとどまってしまったローレンスは、2022年にインターセプトをその半数(8回)に抑え、タッチダウンパスは2倍(25回)にした。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、各シーズンの先発が10回以上だった選手の中で、1950年以降で1つのシーズンから翌シーズンまでに勝利数とタッチダウンパスを2倍にし、インターセプトを半分に減らしたクオーターバックはローレンスが2人目だという。もう1人はドリュー・ブリーズだ(2003年から2004年、サンディエゴ・チャージャーズにて)。

ローレンスは2021年(71.9)から2022年(95.2)にパサーレーティングを23.3ポイント上昇させており、ルーキーシーズンから2年目にかけての上昇幅としてこれは最多となる(各シーズンのパスアテンプトが400回以上の場合)。以前にその記録を保持していたのはカーソン・ウェンツ(+22.6)で、それは2016年から2017年のフィラデルフィア・イーグルスで、当時のダグ・ペダーソンHCの下で実現した数字だった。

ペダーソンHCはクオーターバックからポジティブなプレーを引き出す手腕を持っている。そして、素晴らしい1シーズンの後に失速したウェンツの時とは違い、ローレンスにはまだ成長の余地がある。

ペダーソンHCは月曜日に、このシステムでの2年目におけるリーダーシップかローレンスを際立たせており、それがジャガーズ攻撃陣を新たな高みに導くだろうと指摘した。

「私が一緒にプレーした、もしくは、私たちがNFLで見てきた偉大なクオーターバックたちはすべて、他の者を引き上げ、上昇させ、自分の周りに才能を集める能力を持っている。彼はその1人だ。彼は要求したり、テーブルを拳で殴りつけたりしない。ただ仲間たちと対話し、積極的に学んでいて、すべての答えを持ち合わせているわけではないものの、その一方、そういったことに取り組んでいる。彼とカルビン(リドリー/WR)はいつも、そういったことに取り組んでいる。彼とエバン(エングラム/TE)もそうだ。そのままリストをたどっていける。それが、私が励まされているリーダーシップであり、彼が持っている対話だ。それが毎週、強まっている」

リドリーが加わったことで、ジャガーズがペダーソンHCとの2年目に次の一歩を踏み出すことへの興奮が高まっている。ブロッキング――特にシーズン序盤の――やディフェンスには疑問が残るものの、ローレンスがトップレベルのゲームを披露すれば、そういった問題は乗り越えられるはずだ。

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