ペイトリオッツQBマック・ジョーンズが先発予定も、苦戦すれば途中交代の可能性
2023年10月16日(月) 03:39
ニューイングランド・ペイトリオッツのコーチ陣は先発クオーターバック(QB)マック・ジョーンズに寄り添い、過去2週間にわたってフィールドで苦戦するジョーンズをサポートしてきた。しかしながら、現地15日(日)に控えたラスベガス・レイダース戦の出だしにつまずいた場合、その状況に変化が訪れるかもしれない。
情報筋によると、ジョーンズは短いひもにつながれており、試合序盤のシリーズが不調であれば、ラスベガスで別のクオーターバックがスナップを受けるきっかけになる可能性があるという。ただし、ジョーンズがベンチに下げられたとして、誰が代わりの司令塔になるかはまったく不明だ。
情報筋の話では、ペイトリオッツのクオーターバック陣は今週、レップスを分担していたらしく、ベイリー・ザップとウィル・グリアーが平等に担当。通常なら、バックアップを務めるザップが過去2週と同様に出場するのが当然だが、そうならない可能性もある。プレシーズンで好調をアピールし、今季序盤にシンシナティ・ベンガルズからペイトリオッツに移籍したグリアーは素早く学習している。
それ以外にも、今夏に印象的な活躍を見せてドラフト外フリーエージェントから先週末に3年契約を締結してアクティブロースターに加わったマリク・カニンガムもいる。練習での担当時間が増えると同時に、チームが望めば俊足のカニンガムに合うパッケージも存在していると情報筋は言う。どんな形であれ結果が求められるとあっては、ペイトリオッツにとってカニンガムは選択肢になるはずだ。
ジョーンズは過去2試合でパス成功率55.8%、130ヤード、タッチダウンはなく、インターセプト4回を記録。パサーレーティング35.0と合わせると、キャリア最悪の2試合と言え、ペイトリオッツはその期間、25回のオフェンシブドライブのうち13回を3回以下のプレーで終えている。ジョーンズのパサーレーティングは33人いる有資格クオーターバックの中で31位だ。
ペイトリオッツを率いるビル・ベリチックHC(ヘッドコーチ)はこの2週間にジョーンズを下げたことについて、不利なスコアを考えればジョーンズを危険にさらし続ける意味がなかったからだとほのめかした。
先週にはクオーターバックを交代させる可能性について問われるも、ベリチックHCは「変更するつもりはない」と答えている。
攻撃コーディネーター(OC)を務めるビル・オブライエンも、ジョーンズを先発に想定しているかと聞かれた際に「そうだ」と述べた。
両コーチとも問題の本質はクオーターバックの課題をはるかに超えたところにあると指摘していたように、それは事実だ。ワイドレシーバー(WR)のデマリオ・ダグラスとジュジュ・スミス・シュスターはサンデーゲームから除外されている。
それでも、ジョーンズにより良いプレーが求められているのも事実だ。
ジョーンズは「俺たちは大好きな試合をしている。今はあまり良い状態ではない。スイッチを切り替えて、試合に臨み、試合を楽しみ、ボールを回して、みんなにプレーしてもらい、みんなで喜びあえる方法を見つけないといけない」とも話した。
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