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レイブンズWRフラワーズがチーフス戦でのトーンティングで罰金処分

2024年02月05日(月) 13:52

ボルティモア・レイブンズのゼイ・フラワーズ【AP Photo/Nick Wass】

ボルティモア・レイブンズのワイドレシーバー(WR)ゼイ・フラワーズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで科されたトーンティングのペナルティは、フラワーズにいろいろな意味で大きな代償を払わせることになった。

現地3日(土)、リーグはフラワーズの行為をスポーツマンシップに反するとして1万927ドル(約162万円)の罰金を科したことを明らかにした。

また、フラワーズのチームメイトであるディフェンシブタックル(DT)トラビス・ジョーンズは、第2クオーターにカンザス・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズをヒットした際に、ラフィングザパサーの判定を受けたことで6,700ドル(約99万円)の罰金を科されている。

チーフスに17対10で敗れたレイブンズにとって、フラワーズのトーンティング行為は逆転勝利の望みを絶つものとなり、チームの不名誉としてすでに広まっている。

第3クオーター残り49秒、17対7とチーフスにリードされたレイブンズは、QBラマー・ジャクソンからの54ヤードのパスをフラワーズがキャッチ&ランして敵陣10ヤードにまで迫った。ところが、フラワーズは止められた後も足にしがみついていたチーフスのコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードの肩を突いて地面に押し倒し、仰向けになったスニードの横で仁王立ちになって頭の近くにボールを叩きつけた。ペナルティを科されたレイブンズは15ヤード後退を命じられている。

フラワーズのトーンティング行為によってレイブンズの勢いはそがれ、そこから若きフラワーズにとって不幸の連鎖が始まった。4プレー後にフラワーズがゴールラインでファンブルしたボールをチーフスがリカバリーし、レイブンズから10点差を縮めるチャンスを奪った。

このファンブルの後、フラワーズは苛立ちのあまりヘルメットをベンチに叩きつけた際に指を切り、自ら傷口に塩を塗っている。

名を汚すことになった一連の出来事は、フラワーズのセンセーショナルなルーキーイヤーを台無しにした。

不運の余波をすでに受けているフラワーズは、今度は財布にも打撃を受けることになった。

【R】