ルール解説:用具
ボール
- 持つ、投げる、蹴るに適した楕円の形をしたボール。NFLで使用されるボールはウィルソン社製で表面はザラザラした牛革でできている。
ヘルメット
- チームカラーやロゴが施された、頭を守る大切な役目を果たす防具。中にはピッタリとフィットするよう、空気調整のできるパッドが入っている。1890年代に、恋人に安全を気遣われて贈られた、皮の帽子のようなヘルメットを被った選手がその起源とされている。
ジャージ
- チームの顔となるユニフォーム。チームカラーやロゴが施され、背中には選手の名前と背番号が示されている。ホームとアウェイでジャージを使い分ける。ちなみに、NFLでは全チームのジャージをナイキ社が供給している。
フットボールパンツ
- ユニフォームのズボンの部分。フットボールパンツには、ニーパッドやサイパッドが装着できるよう、裏地にポケットが付いている。パンツ自体は、相手に捕まれにくいようピッタリとしている。
スパイク
- 選手は滑り止めのため、フィールドによってスパイクを履き変える。天然芝の場合は底にクリーツ(=滑り止め用のポイント)の付いたものを履き、人工芝の場合は底がゴム状のものを履く。
ショルダーパッド
- パッドが施され、肩や胸を守る防具。ショルダーパッドの大きさは、ポジションにより異なる。タックルが専門となるディフェンスの選手は大きなものを、ボールを投げるQB(クォーターバック)はより肩が自由に動くものを選択する。
フェイスマスク
- ヘルメットに装着され、顔面を保護するためのカゴ上になった鉄のマスク。OL(オフェンスライン)、DL(ディフェンスライン)など、ぶつかり合いの多いポジションの選手はより頑丈で大きなフェイスマスクをつける。QB(クォーターバック)やWR(ワイドレシーバー)などボールを扱うポジションの選手は、視界が広いすっきりしたデザインのフェイスマスクを装着する。
チンストラップ
- あごの部分に取り付け、ヘルメットを固定するストラップ。チンストラップ自体にパッドが施されたものもあり、あごを守る役割も果たす。
マウスピース
- 自分の歯形に合わせて作られ、口の中のケガを防ぐ。近年は装着が義務付けられている。近年は赤や黒など様々な色のマウスピースが登場している。
ヒップパッド
- お尻を守る防具。
サイパッド
- 太ももを守る防具。
ニーパッド
- ひざを守る防具。アメフトにおいて最もケガの多い部位の1つであるひざへの負担を軽減する。
アイシールド
- 目を守るためフェイスマスクにつける、プラスティック状の保護シート。色つきのタイプもあり、サングラスとしての効果の他に、相手選手に目の動きを見られないという利点もある。アメフトでは、スナップ前のちょっとした目の動きで、プレイを読まれることがある。
ネックロール
- 首を守る防具。首にしっかりと巻きつき、極端に首が曲がることを防ぐ。
グローブ
- OL(オフェンスライン)、DL(ディフェンスライン)、LB(ラインバッカー)は、手を守るためパッド入りのグローブをすることが多い。WR(ワイドレシーバー)やDB(ディフェンスバック※CB、S)は、ボールをしっかりとつかめるよう、すべり止めのついた薄めのグローブを着用する。QB(クォーターバック)は、ボールを投げる時に手の感覚を失わないように、通常はグローブをしないことが多い。
アイシールド
- 目を守るためフェイスマスクにつける、プラスティック状の保護シート。色つきのタイプもあり、サングラスとしての効果の他に、相手選手に目の動きを見られないという利点もある。アメフトでは、スナップ前のちょっとした目の動きで、プレイを読まれることがある。
ハンドウォーマー
- 選手が試合の合間に手を入れて、指先などを暖めるために使われる防寒用具。特にQB(クォーターバック)やWR(ワイドレシーバー)といった指先の感覚が重要となるポジションの選手が使用することが多い。
エルボーパッド
- ひじを守る防具。特に人工芝での試合では、芝との摩擦でおこる火傷を防ぐ。