負けるのは「もううんざり」と話すパンサーズRBフバード
2025年06月17日(火) 11:28
カロライナ・パンサーズのベテラン選手たちは、これ以上の敗戦にうんざりしている。
チームが最後にプレーオフに進出したのも、勝ち越しシーズンを記録したのも2017年まで遡る。
2021年にドラフト指名を受けたランニングバック(RB)チュバ・フバードは、チームに加入してからずっと負け越している。過去4年間のパンサーズの戦績は通算19勝49敗。変化を望んでいるのは言うまでもない。
「ここ数年在籍している選手たちは浮き沈みを経験してきて、みんな“もううんざり”という気持ちなんだ」とフバードは先週、『Charlotte Observer(シャーロット・オブザーバー)』のスコット・ファウラーに語った。
「勝ち慣れた文化を持つチームから加入してきた新しい選手たちは、“ここで勝つ準備はできている”と口をそろえて言っている。だから今、みんなが一つになってきている。結束力が高まっていて、正しいカルチャーが育っている。勝ちたい気持ちがチームをまとめている」
フバードは昨季の途中に新しい契約を勝ち取り、キャリアハイとなる1,195ラッシングヤードとタッチダウン10回を記録。チームのRB1として地位を確立した。パンサーズはオフシーズンにリコ・ドウデルをフリーエージェント(FA)で獲得し、さらにドラフト4巡目でトレバー・イーティーエンを指名。バックフィールドの負担軽減が期待されるが、依然としてフバードが主力の座にいる。
ヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスの下で臨む2年目のシーズンに向けて、今年のオフシーズンにパンサーズは勝てるチームに戻ることを大きなテーマとして掲げてきた。
ベテランワイドレシーバー(WR)のアダム・シーレンも、フバードの言葉に共感を示している。
「みんなようやく、いつものパンサーズと言われるのにうんざりしてきたんだと思う」とシーレンは先週語った。
「2015年にスーパーボウルに出た時や、それ以外の年でもプレーオフを勝ち進んで、スタジアムのファンや街全体が盛り上がっていた頃のようなチームに戻りたいと思っている。でも、最近はそうした空気はすっかり失われていた」
新たなシーズンを迎えるにあたり、すべての選手がスーパーボウル制覇を目指している。実現の可能性はチームによって異なるものの、パンサーズもその議論の場に名を連ねることを目指している。
「プレーオフ進出とスーパーボウル制覇が目標じゃないなら、それは自分たちを過小評価しているってことだ」とフバードは言う。
「だから、それがずっと俺たちの目標だったし、今年もそうだ。そして今こそ、その目標に最も近づける年だと思う」
もしクオーターバック(QB)ブライス・ヤングが、昨シーズンの中盤のようにカナルスHCの下でさらなる成長を見せ、オフェンスが一段と進化し、ディフェンスが昨季の苦戦から立て直すことができれば、パンサーズがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の優勝争いに加わることは十分にあり得る。
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