カウボーイズLBパーソンズの延長契約にDEギャレットが言及、「受け取るべき額はすべて受け取るべき」
2025年06月17日(火) 12:51
ダラス・カウボーイズは夏季休暇に突入したが、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズは依然として新契約の締結を待っている。
チーム側が交渉を長引かせている一方で、これまでの契約事例を踏まえれば、カウボーイズがシーズン開幕前にパーソンズへトップクラスの報酬を提示するのは時間の問題と見られている。焦点は、その金額がどこまで跳ね上がるかにある。
ディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットはこのオフシーズン、年俸4,000万ドル(約57億9,400万円)という契約でパスラッシャー市場の新たな基準を打ち立てた。そのギャレットは現地15日(日)、テキサス・レンジャーズの試合で始球式を務めた際に取材に応じ、パーソンズは大型契約に値する選手であるとの見解を示した。
「彼がこれまでに積み上げてきたものに見合う報酬を受け取るべきだと思う」とギャレットは『DLLS Sports(DLLSスポーツ)』のアビー・ジョーンズに語った。
「彼は本当に特別な選手だ。実際に一緒にトレーニングする機会があって、その姿勢を目の当たりにした。ウエイトやランニングに取り組む様子から、彼がどれだけ全力で自分の技術を磨き、日々成長しようとしているかが伝わってきた。フィールド上でも結果を残しているし、フットボールという競技に真剣に向き合っている。受け取るべき額はすべて受け取るべきだ」
パーソンズはルーキー契約5年目にあたる今季、2,400万7,000ドル(約34億7,765万円)のベースサラリーを受け取る予定だ。この金額は、新たな契約延長によって大幅に引き上げられる見込みであり、契約内容次第ではギャレットを上回り、NFLで最も高額な守備選手となる可能性もある。加えて、同じくスター選手として知られるピッツバーグ・スティーラーズT.J.ワットも新契約を求めていることから、パスラッシャー市場の最高水準はさらに引き上げられることが予想される。カウボーイズがパーソンズへの支払いを先送りにすればするほど、その可能性は高まっていく。
パーソンズは先週、トレーニングキャンプまでに契約がまとまることに期待を寄せていると語っていた。
「かなり前向きに考えている。今もじっと待っているところだ」と当時のパーソンズは語った。
「すべての決定権は(オーナーの)ジェリー・ジョーンズにあることは理解している。最終的なゴーサインを出すのは彼だから、来月までには何かしら動きがあることを願っている」
パーソンズは以前に年俸4,000万ドルも稼ぐ必要はないと発言していたが、それはギャレットの記録的契約が結ばれる前の話だ。最近では『DLLS』のクラレンス・ヒル・ジュニアに対し、「待てば待つほど高くつくことになる」と話している。
【R】