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若手育成に意欲的なカーディナルスDEキャンベル、「知識を墓場まで持っていく意味はない」

2025年06月17日(火) 12:58

アリゾナ・カーディナルスのカライス・キャンベル【AP Photo/Ross D. Franklin】

38歳となったディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルはNFLで18年目のシーズンを迎え、自らが蓄えてきた知識のすべてを後進に伝える覚悟を固めている。

ベテラン選手が若手を導くスタイルは人それぞれだが、キャンベルは若い選手たちにノウハウを伝えることを「名誉なこと」と語り、それがチームの向上につながると信じている。

「知識を伝えることに楽しさを感じている」とキャンベルは先週、チーム公式サイトで述べた。

「自分がキャリアの終わりに近づいたとき、この知識をすべて墓場まで持っていく意味はない。できるだけ多くの人に共有しなければならない。特に、それがチームの勝利に貢献できる人たちであれば、なおさらだ」

「もし自分が手助けした選手たちが、自分以上のレベルに到達すれば、チーム全体として強くなる。そうなれば、自分の役割も自ずと見つかり、そこで力を発揮できるはずだ」

キャンベルが戻ってきたのは、自身がプロとしての在り方を学んだ地、アリゾナだ。

キャンベルはキャリア最初の9シーズンをカーディナルスで過ごし、そこで2巡目指名の若手からプロボウル選出のスター選手へと成長を遂げた。その後は8シーズンにわたり、ジャクソンビル・ジャガーズ、ボルティモア・レイブンズ、アトランタ・ファルコンズ、マイアミ・ドルフィンズと複数のチームを渡り歩いてきた。

「NFLのフットボール選手としての在り方を学んだのがここだ」とキャンベルはアリゾナについて語った。

今のキャンベルは、実質的にコーチングスタッフの一員と言ってもいい立場にある。コーチたちの意図を伝えたり、若手に改善のアドバイスを与えたりすることができる存在だ。プロボウルに6度選出された実績を持つキャンベルは、フルスピードで出場できるのは、おそらく1試合あたり30回から35回のスナップだろうと自身の現状について話している。

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