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肩負傷のコルツQBリチャードソン、トレーニングキャンプには間に合うと期待

2025年06月24日(火) 08:40

インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Michael Conroy】

インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンは重要な2025年シーズンを前に肩の負傷という壁に直面し、ミニキャンプを欠席。7月のトレーニングキャンプに向けて不透明な状況に置かれている。

コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは6月初旬にこの件について語った際、具体的な復帰時期に関する明言を避けた。しかし、リチャードソン本人は心配ないとの見方を示しており、現地22日(日)には『247Sports(247スポーツ)』のザック・グッドールに対し、トレーニングキャンプには間に合う見込みだと明かしている。

リチャードソンはフロリダ州ゲインズビルで複数の地域イベントに参加した後、グッドールに「全然大丈夫だ・・・ちょっとした問題ですらない。つまずいて転んだって感じ。再び立ち上がって全力で取り組み始めたところさ」とコメントした。

コルツはリチャードソンの欠席を予防的な措置として説明することができる。それは、重要度の低いオフシーズン期間中に、プロキャリアを通じてすでに多くの負担がかかっている肩にこれ以上ダメージを重ねないための措置であり、スタイケンHCはリチャードソンがミニキャンプを欠席すると発表した際に同様の見解を示した。

しかし、ダニエル・ジョーンズがフリーエージェント(FA)として加入したことで、リチャードソンにはコルツの先発クオーターバックとしての地位を証明するプレッシャーが増しており、オフシーズン中の活動が中断されることは当然ながら懸念材料となる。復帰時期が明確でないため、ジョーンズがリチャードソンとの先発争いで優位に立つ可能性があると考えるのは妥当だと言えよう。

7月が近づく中、リチャードソンは前向きな姿勢を崩していない。完全に健康な状態を取り戻すために彼にできることはそれだけだ。リチャードソンとコルツがすでに最大の試練を乗り越えていることを願おう。

コルツのベテラン選手は7月22日(火)にトレーニングキャンプに集合する予定だ。

【RA】