ニュース

QBロジャースの決断を気長に待ちつつWRメットカーフとのタッグに意欲を示すスティーラーズWRピットマン

2026年03月24日(火) 10:45

ピッツバーグ・スティーラーズのマイケル・ピットマン【AP Photo/Gene J. Puskar】

ピッツバーグ・スティーラーズに移籍したワイドレシーバー(WR)マイケル・ピットマンは、新たな環境で新たなユニフォームを身にまとい、新たなクオーターバック(QB)について学ぶことになる。

クオーターバックの部分については少し時間がかかるかもしれない。QBアーロン・ロジャースはまだスティーラーズと再契約しておらず、4月が近づく中でもオフェンスの要が不在のままとなっている。

とはいえ、ピットマンは焦っておらず、将来の殿堂入りが確実視されているロジャースをせき立てるつもりもない。新加入のピットマンは、スティーラーズがロースターにいる2人のQB――ベテランのメイソン・ルドルフとウィル・ハワード――と共にオフシーズンを問題なく乗り切れると考えている。

『FanDuel TV(ファンデュエルTV)』の『Up & Adams Show with Kay Adam(アップ&アダムス・ショー・ウィズ・ケイ・アダムス)』に出演したピットマンは「何も知らないし、アーロンとも話していない」とコメント。

「彼のことはそっとしておこうとしている。アーロンはそういうタイプで、自分の時間を大事にしてリフレッシュするのが好きだからね。契約したばかりなのに、いきなり連絡して“なあアーロン、どうなってるんだ?”なんて言いたくはなかった。時間をあげるしかない。彼と奥さんには対処すべきことがあるんだろうし、それが済めば復帰するかどうかを決めるはずだ」

「でも、今でもフラッグフットボールとかを続けているってことは・・・彼はプレーしたいんじゃないかな。これまでのアーロンを知っているからこそ、できる限り長くプレーしようとするんじゃないかと思う」

また、ピットマンは「チームは彼に必要なだけ時間を与えると思うけど、結局のところ、うちのロースターにはウィルとメイソンという、2人の素晴らしいクオーターバックもいる。だから、彼が戻ってこようが戻ってこまいが、良い計画は立ててある。もちろん彼が戻ってくることを願っているけど、今のメンバーでも十分にやっていける」と語った。

レシーバーの強化が必要だと判断したスティーラーズは、新リーグイヤー開始時にピットマンをトレードで獲得。6年のキャリアを持つベテラン選手とドラフト7巡目指名権を手に入れる代わりに、ドラフト6巡目指名権を手放した。大柄なプレーメーカーであるD.K.メットカーフを中心としたWR陣に加わったピットマンは、メットカーフと強力なコンビを形成し、ロジャース――あるいは他の司令塔――にとって頼れるレシーバーとなることが期待されている。

メットカーフについて「彼も本当に熱い選手だって分かっているから、最高だと思う」と話したピットマンはこう続けた。

「彼があの鋭さでプレーしているってだけで気合いが入るんだ。俺は激しいプレーが好きだからね。彼はプレースタイルや爆発力、そういったものすべてが相まって、ディフェンスの最前線を崩し、カバレッジを乱すことができる。アレク(ピアース、インディアナポリス・コルツのWR)がやっていたようにね。俺はアレクとD.K.には共通点があると思っている」

ピットマンの加入は不可欠だった。新ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーが、前任のマイク・トムリン体制よりもパス中心のオフェンスを展開すると見込まれる中、スティーラーズは外側に配置できる新たな脅威を必要としていた。特に、昨シーズンのレシーブヤードでチーム内2位タイにつけたのがランニングバック(RB)ケニス・ゲインウェルとタイトエンド(TE)パット・フリーアムスだったことを踏まえると、それは明白だった。

在籍期間の大半でクオーターバックが入れ替わっていたにもかかわらず、コルツでまずまずの成績を残したピットマンは当然、マッカーシーHCの下でプレーする機会に胸を躍らせている。

ピットマンはアダムスに「(マッカーシーHCは)もっと役割を多様化させることについて話していた。インディでの役割は短距離や中距離のパスが中心だったからね。毎試合、“俺はもっとできるはずだ”と感じていた」と語った。

「チームにもっと貢献できるはずだと常に思っていたから、試合後に不満を抱くこともあった。(マッカーシーHCとは)それについて話し合い、自分ができることをすべて伝え、彼にそれを見てもらい、俺の役割やルートツリーを2年目や3年目の頃のような形に広げてもらえるように言った。本当にそれが楽しみだ。手の内を明かすつもりはないけど、もう少しフィールドを動き回れるようになる」

メットカーフとピットマンがそろうことで、マッカーシーHCが活用できる武器は増えるだろう。また、いずれは彼らにパスを投げる司令塔として、グリーンベイ・パッカーズで13シーズンを共に過ごした顔なじみの選手を迎えることになるかもしれない。

一方、ピットマンは新チームでプレーする準備が整っている。

「すでに言った通り、アーロンが戻ってきてくれたらうれしい」と強調したピットマンは「でも正直、スティーラーズが誰を選んでも、俺にとっては完璧なクオーターバックだ。俺が求めているのは、とにかくこっちにボールを投げてくれるクオーターバックだ。だから、その点についてはかなり気楽に考えている」と続けた。

【RA】