WRエバンスとLBデービッドの退団は「痛手」だったと認めるバッカニアーズHCボウルズ
2026年03月31日(火) 12:12
2026年はタンパベイ・バッカニアーズにとって変化の年となっている。
ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは2025年シーズンを不本意な形で終えたにもかかわらず解任を免れたが、2026年に向けて前進する中で、チームの立て直しを強いられることになった。その過程では、フランチャイズの象徴的存在だった2人の選手の退団を補うため、ロースターの調整を行う必要がある。
バッカニアーズの伝説的なワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスはフリーエージェント(FA)としてサンフランシスコ・49ersへ移籍した。また、エバンスと同様に高く評価されていた守備陣の要であるラインバッカー(LB)ラボンテ・デービッドはバッカニアーズでの14シーズンにわたるキャリアを経て引退。2人の退団に適切に対応するために、ボウルズHCはまずその事実を受け止めなければならなかった。
現地30日(月)に『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』に出演したボウルズHCは、エバンスの退団について「ああ、本当につらかった」と明かし、こう続けたという。
「彼はフィールド内外で最高の選手だ。彼の良いところは語り尽くせないほどある。あちらは素晴らしい選手を手に入れたね。彼らも私たちも彼がどれほど素晴らしい選手であるかを理解していた。私にとっても関係者全員にとっても、彼が去る姿を見るのは感情面でも仕事面でも非常につらいことだった」
「ただ、エメカ(エブカ)やケガから復帰する見込みの(クリス)ゴッドウィンなど、そのポジションで活躍できる選手はたくさんいる。J-Mac(ジェイレン・マクミラン)も健康を取り戻しつつあるし、テズ(ジョンソン)もフルシーズンを経験した。つまり、彼らがいるという自信はある。ただ、誤解のないように言っておくと、エバンスの存在は恋しくなるだろう」
バッカニアーズはクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドが頼りにしていたナンバー1ターゲットであるエバンスを失ったものの、ボウルズHCが指摘したように、このポジションの戦力が尽きたわけではない。一方、デービッドの退団による穴を埋めるのはより困難になるだろうとボウルズHCは認めている。
ボウルズHCはデービッドの引退について「個人的に、これは本当に痛手だった」と明かし、次のように続けた。
「姿勢という面でも、かなりこたえることになるだろう。彼はフィールド外でもみんなを鼓舞する存在だった。練習でも、普段の振る舞いでもそうだった。彼はまさに、指導者から見て理想的な選手であり、プレーのあり方も最高だった。彼はそういう選手だった。14年もの間、チームにとってそういう存在だったんだ。彼の良いところをあげ出したらキリがない。彼は私にとって兄弟のような存在だった」
ボウルズHCにとっては、2025年シーズンの失望を乗り越えるために兄弟のような存在がいれば助けになっていただろう。非常に高い期待を寄せられながら迎えた2025年シーズンは散々な結果に終わった。その結果を受けて罵詈雑言を交えながら発言した内容について、ボウルズHCは今もなお問いただされている。その激しい発言は、普段は控えめなボウルズHCの性格にそぐわないものだったが、シーズン終盤に組織がどれほどフラストレーションを抱えていたかを示すものでもあった。
バッカニアーズは2026年に再びそのような状況に陥るつもりはない。
「罰金は科されなかったと思うが、ロッカールームではその10倍はひどいことになっていた」と述べたボウルズHCは「腹が立つ時もあるし、その感情は表に出さないといけない。出す必要があるんだ。記者会見にはロッカールームよりも落ち着いた状態で出たということだ。でも本当に、私は気にしているのだ」と続けた。
気にかけることは重要だ。特に、全力を注げていない者を容赦なく切り捨てるのが常の業界においてはなおさらだ。解任寸前まで追い込まれたことを考えれば、ボウルズHCはこれまで以上にバッカニアーズのヘッドコーチを務める機会をありがたく感じている可能性が高い。
しかしプレッシャーはかかっている。在任中に一定の成功を収めてきたとはいえ、2026年シーズンで再び散々な結果に終われば、チームがボウルズHCと決別する可能性は十分に考えられる。
ボウルズHCはこれまでと異なるリーダーたちに頼りながら成功を収めなければならない。ボウルズHC自身にその役割を担った経験があることは幸いだと言えよう。
【RA】



































