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契約延長を経てレベルアップを目指すジャガーズLBウォーカー、「今はプレーするとき」

2026年04月06日(月) 11:22

ジャクソンビル・ジャガーズのトラヴォン・ウォーカー【AP Photo/Gary McCullough】

デビューからの4シーズンでサック27.5回をマークしたジャクソンビル・ジャガーズのパスラッシャーであるトラヴォン・ウォーカーが先日、4年1億1,000万ドル(約175億5,672万円)での契約延長を果たした。

新契約がもはや問題ではなくなった今、ウォーカー自身が実力を証明すべきときが再び来ている。

チームの記録によれば、ウォーカーは土曜日に実施した記者会見で「どういう経緯か、もしくはどんな内容になるかはともあれ、契約が成立するのは分かっていた。お金の話がいろいろあったけど、今はプレーするとき。そういうことは考えなくていい。さっき言ったように、今はプレーの時間だ」と話したという。

成績的には以前よりも落ちた年を終え、再び調子を上げるには、新たなエネルギーが必要になるだろう。

2025年のウォーカーはデビューシーズンと同じく、サック3.5回を記録。2023年と2024年はいずれもサックを二桁に乗せていた。昨シーズンには落ち込んでいたとは言え、ジェネラルマネジャー(GM)ジェームズ・グラッドストーンとヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンによる新体制にとっては、依然として選手としての価値が証明されている。

ロサンゼルス・ラムズのコーチ陣に加わっていた際に、オールプロ選出8回のディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドの破壊力を目にしていたコーエンは、今後のウォーカーにも同じくらいの不屈さを求めている。

チームの記録によれば、コーエンHCは3月31日に年次リーグミーティングの場で「シーズン末に、彼とほぼ2時間のミーティングをした」と話していたという。

「支配する、とはどういうことか、ということだ。ロサンゼルスでアーロン・ドナルドと一緒にやっていたときには、オフェンスがヤードを稼げるようにするため、文字通り彼を外さなければならなかった。だから、自分の行きたいところにたどり着くために、そして、われわれがそうあってほしいと望む場所にたどり着いてもらうためには、オフェンスを運用するために外さなければならないくらいの存在になってもらう必要がある」

ウォーカー本人は自分のタスクについて「もちろん、彼はドナルドを見てきた。指導していたからね。彼はアーロン・ドナルドと一緒のチームだった。そのことが、俺としては見方の部分で役に立っている。シーズンを通してやってきた考え方から、別のタイプのマインドセットに切り替えられる。今は調子を上げて、次のレベルに行くときなんだって実感できた気がする」と話していた。

ドナルドのパワーに匹敵するのは非常に高い目標だと言える。ラムズのディフェンシブラインマン(DL)であるジャレッド・ヴァースは身を持ってそのことを学んだ。昨オフシーズンにドナルドとトレーニングをしたヴァースは、それを過去にやってきた中で最もハードなワークアウトだったと話しており、一時は冗談でドナルドの妻に“警察を呼んでくれ”と頼んだほどだと振り返っている。しかしながら、習慣が選手を形作るとすれば、ドナルド以上に模倣すべき選手はいないだろう。

ケガを避けることができれば、ウォーカーは今後、これまで以上の成績を上げることさえ可能だろう。十分に耐久力の強さを示し、過去4シーズンで5試合しか欠場していないウォーカーだが、そのうち3試合は昨シーズンのものだった。また、ウォーカー自身が、サック10回以上のシーズンを再び記録するには、健康状態が大きな要素だと指摘している。

「一番大事なのは健康状態を回復させることで、そこから手の使い方や目との協調といった部分に取り組んでいった。瞬発力や筋力、手首の可動性を保ち、たくさんのことに取り組んでいるけれど、すべては細部を強化するため。キャリアが長くなればなるほど向上することが難しくなっていくというわけじゃなく、自分のプレーの中で修正できる小さな部分を見つけ、そういう部分に継続的に取り組んでいくことが大事だってことだ」

細部に集中し、健康状態を保ち、練習では攻撃陣が編み出した最善のプランを破壊する。契約内容に応えるには、前回の契約と同様に、今回もそういった要素が重要だとウォーカーは考えている。

この選手を引き止めるために7,700万ドル(約122億8,970万ドル)の保証金を提示したことを踏まえれば、ウォーカーがそれらをすべてまとめ上げることが可能だとジャガーズが考えていることは明らかだ。

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