コルツGMバラードが引退を決断させたという説は「根拠なし」と元QBラック
2026年04月07日(火) 11:42
2019年にインディアナポリス・コルツの運命を大きく変えたクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックの引退。その決断に至る経緯について、2人のOBの間で意見が分かれている。
元タイトエンド(TE)エリック・エブロンは、自身のポッドキャスト番組『On My Soul(オン・マイ・ソウル)』の中で、ジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードがラックに対してプレーを強要したことが、突然の引退につながったと語った。
これに対し、ラックは『Fox 59(フォックス59)』のマイク・チャペルに宛てたメールの中でエブロンの主張を否定している。
「クリスと私は、特に引退を決断する過程において素晴らしい関係を築いており、今も親しくしている」とラックはチャペルに綴った。
「内部からの圧力が私の決断に影響を与えたという考えは、どんなものであっても根拠がない」
2019年のシカゴ・ベアーズとのプレシーズンゲーム、その第3クオーター中にラック引退のニュースが報じられた。試合後、感情をあらわにしながら記者会見に臨んだQBは、自身のキャリアを蝕んでいた負傷の連鎖から抜け出したかったと語っている。
2018年にラックと共に自身唯一のプロボウル選出を果たしたエブロンは先週、ラックが専属のスタッフを帯同させていたことにコルツ側が不満を抱いており、ジェネラルマネジャーが負傷を抱えたままプレーするようラックに強要したと述べた。
「アンドリューが負傷に嫌気がさして手術を望まなかったとき、周囲をイライラさせ、デスクの後ろで威張り散らしているバラードが彼にこう言ったんだ。“今年プレーしないなら次はない”とね」とエブロンはポッドキャストで語っている。
「誰がアンドリュー・ラックに向かってそんな口を利くんだ? そこでアンドリューは“準備は間に合わない。痛みの中でプレーするのはもう限界だ。引退する”と言ったわけだ」
通常、元選手同士の見解の相違がこれほど注目を集めることはない。しかし、この議論はラックの引退がもたらした余波が、今もなお厚い霧のようにチームに漂い続けていることを浮き彫りにしている。バラードがラックの穴を完全には埋められずにいる事実は、フランチャイズを苦しめてきた。チームはダニエル・ジョーンズがようやくその答えになることに大きな賭けに出ている。
バラードが2017年にジェネラルマネジャーに就任して以来、コルツがプレーオフに進出したのはわずか2回。十分に勝機のあるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区に所属しながら、過去5シーズンはいずれもポストシーズン進出を逃している。2026年こそはその壁を越えなければならないという圧力がGMにかかっており、さもなければチームは、この10年で区切りをつけるべきだとの判断を下すかもしれない。
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