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35歳のTEザック・アーツ、昨季のACL断裂が最後のプレーとなることを望まず

2026年04月14日(火) 09:03

ザック・アーツ【AP Photo/Abbie Parr】

ザック・アーツは激しいヒットを受けて地面に倒れ込んだ直後、すぐに膝を押さえた。ワシントン・コマンダースに所属していたタイトエンド(TE)のアーツはシーズン第14週に深刻なACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂に見舞われ、NFL13年目のシーズンを途中で終えることになった。

アーツは14年目のシーズンを見据える中で、それがNFLでプレーする最後の場面になることを望んでいなかった。

「あれが自分にとって最後のプレーになるのは望んでいない」とアーツは『Philadelphia Inquirer(フィラデルフィア・インクワイアラー)』のジェフ・マクレーンに話している。

「今でも人と話すと、善意で言ってくれているのは分かるけど、“あのケガはきつかったな”と言われる。俺のキャリアを思い浮かべたときに、あの最後のプレーが話のきっかけになるようなことにはしたくない。だから、俺としてはベストの状態に戻るためにできる限りのことをするだけだ。負傷前はかなり良い感じでプレーできていたと感じていたからな」

アーツは直近2シーズンをコマンダースで過ごし、2025年には13試合でキャッチ50回、504ヤード、タッチダウン4回を記録した。

ACL断裂について「心が痛む」と語ったアーツは「体の痛みはなかった。それよりもショックだったんだ。ヒットを受けたときも、倒れたときも、痛みは感じていなかった。ただ何かがおかしいとは分かっていた」と続けている。

ベテランのアーツは今でも相手を振り切ることができる。2タイトエンドフォーメーションが主流になりつつあるリーグにおいて、完全に回復すれば大きな役割を果たすことができるだろう。ロースター入りを実現させるには、十分に健康であることを証明しなければならないと自覚している35歳のアーツは、次のようにコメントした。

「状況をしっかり理解したうえで臨むつもりだ。大きな期待を抱いているわけじゃない。自分がチームの立場なら、ケガや年齢を考えて“彼がシーズン第1週の先発だ”とは思わないだろう。でも、本来の力を取り戻せたら、前と変わらない自分になれると思う」

ACL断裂から4カ月しか経っていない現時点で、すぐにアーツと契約を結ぼうとするチームは現れない可能性が高い。とはいえ、アーツはトレーニングキャンプが近づくにつれて、ベテラン選手を加えたいチームから声をかけられるはずだ。

【RA】