DTローレンスがトレード要求も、判断の「期限を設けるつもりはない」とジャイアンツGMシェーン
2026年04月15日(水) 09:49
ディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスのトレード要求が、当初の狙い通り“突破口”のような役割を果たすことはなさそうだ。
少なくとも、ニューヨーク・ジャイアンツはこの件に関してそうした姿勢を示している。現地14日(火)、ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンは来週のドラフトを前に報道陣に対応し、スターディフェンシブタックルとの現在の緊張した関係について楽観的な見方を示した。
シェーンGMはジャイアンツがこの件に急いで対処すべきだと感じているかどうかについて「期限があるかどうかについて踏み込むつもりはない。彼との契約はまだ2年残っている」とコメント。
「どんなことにも期限を設けるつもりはない。今は建設的な話し合いを進めているし、今後の展開を見守っていく」
契約交渉が進展しない中、ローレンスは先週にトレードを要求し、ジャイアンツのオフシーズンワークアウトプログラムに参加しない意向を明確にした。この展開は決して驚きではない。ローレンスとジャイアンツは過去2回のオフシーズンでも新契約をまとめられなかった。さらに、2025年のトレード期限前にもローレンスの名前が取り沙汰されていたことから、トレード要求が遅かれ早かれ現実になる可能性は十分にあったと言えよう。
「この5、6日間、彼の代理人と有意義な話し合いを重ねてきた。コーチ(ジョン・ハーボー)やドーン(アポンテ、フットボール運営・戦略担当上級副社長)と共に全員で連絡を取り合いながら、何らかの解決策を見つけようとしている」とシェーンGMは明かした。
「コーチが先週に言っていたことと同じだが、チームとしてはデクスターにいてもらいたいと思っているし、いずれ何らかの形で決着はつくだろう。それがどういう形になるかは見ていくしかない」
火曜日、シェーンGMはローレンスがトレードを要求してから初めて報道陣に対応した。それは、ジェネラルマネジャーとして公の場でこの件に言及し、立場を明確にする最初の機会となった。その内容は前向きなものであり、同様の問題に対して他チームが取ってきた対応(例えば、クリーブランド・ブラウンズがマイルズ・ギャレットのトレードを一切検討しないと表明したケース)ほど強硬ではなく、条件次第では取引に応じる可能性も残している。
「電話が鳴ればいつでも出るつもりだ」とシェーンGMは話し、こう続けた。
「先週コーチ(ハーボー)が言っていたような、全員がトレード対象になり得る、という意味合いではないが、電話がかかってきたら、その内容を踏まえて個別に判断し、どの程度の見返りが見込めるかを考えるのがジェネラルマネジャーとしての私の仕事だ。どんな条件なのか、どの選手なのか、ロースターにどう影響するのかを見極めたうえで、最善の判断を下すのが私の役目だ」
シェーンGMは在任期間中に、どの選手も例外ではないことをすでに示している。2024年にスターランニングバック(RB)セイクワン・バークリーとの契約交渉をうまくまとめられず、結果としてバークリーがライバルのフィラデルフィア・イーグルス移籍し、新天地でいきなりスーパーボウル制覇を果たすことになったケースを再び繰り返したいとシェーンGMは考えていないはずだ。
ローレンスはバークリーとは異なる。近年は守備陣の柱と見なされ、2022年から2024年に3年連続でプロボウルに選出されたほか、その間にオールプロのセカンドチームにも2度選ばれたローレンスだが、2025年にはリーグ下位4分の1に沈んだディフェンスの一員としてパフォーマンスが低下した。28歳という年齢を考えれば、今回が高額な延長契約を勝ち取る最後のチャンスになる可能性があるものの、ジャイアンツはローレンスへの再投資に消極的な可能性がある。
必要なのは、適切なオファーを出すチームから一本の電話がかかってくることだろう。しかし、今のところシェーンGMはトレードの可能性を残しつつ、関係修復を模索する中でバランスを取ろうとしている。
【RA】



































