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ドラフト

 ドラフト制度を採用した初めてのスポーツリーグとして知られるNFLのドラフトでは、戦力の均衡を保つため全ラウンドで前シーズンの最下位チームから順番に指名を行っていくウェーバー制が採用されています。

 NFLのドラフトは毎年4月後半に行われ、ドラフトを境にNFLの新シーズンがスタートするという印象を人々に与えます。3日間に渡るドラフトは7位指名まで行われ、初日が1巡目、2日目が2~3巡目、最終日に4~7巡目の指名が発表されます。
2008年ミシガン大からドラフト全体1位でマイアミ・ドルフィンズに指名されたOTジェイク・ロング。
 指名を行う各チームはラウンドごとに与えられる持ち時間内で選手の選択を行います。持ち時間は第1巡が15分、第2巡が10分。第3巡以降は5分となっています。この時間を過ぎると自動的にそのラウンドでの指名権を失ってしまいます。チームは選手を指名せずに、その指名権を他チームの指名権(その年または将来の)や、選手とトレードすることもあります。(指名権と選手の場合もある。)

 ドラフト当日は各チームのオーナーやGM、ヘッドコーチをはじめ、コーチ、スカウトらがチーム・ヘッドクォーターの「ウォールーム」と呼ばれる部屋に集まり、そこから指名を行います。ドラフトの行われるニューヨークには指名を伝えるチームスタッフが派遣されます。「ウォールーム」内にはその年のドラフト候補選手に関するありとあらゆる情報が集まっています。チームは事前に、何度も何度も考えられる状況を想定して仮想ドラフトを行い、当日に備えます。
上位で指名が予想される選手は会場のマディソン・スクエア・ガーデンに呼ばれ、多数の家族や友人たちと指名の喜びを分かち合う。
 選手を選択する際には、身体能力だけでなく選手の性格や人間性がチームと一致するかも含めて評価がくだされます。チームによっては、何百問にも及ぶ心理テストをドラフト候補選手に課す場合もあります。

 ドラフト指名を受けるのは主に大学4年生。また、近年では4年生以外でも高校を卒業して3年が経っていれば、事前に申請をすることでドラフト対象選手になり得ます。しかし、その選手はドラフトで指名を受けなかった場合、大学でのプレイ資格を失うことになります。
各チームは、会場でも綿密な戦略を練る。
 NFLが初めてドラフトを開催したのは1936年。当時、資金力のあるチームにばかりいい選手が集まり、結果、そのチームがさらに強くなり弱いチームとの格差がさらに拡がるという悪循環が続いていました。そこで、各チームのバランスを取り、全てのチームに勝つ機会を与えファンのリーグに対する興味を引き立てようとの考えのもとドラフト制度はスタートしました。

 現在も戦力均衡に対するその理念はNFL全体に流れており、ドラフトはNFLが成功を収めるための重要な役割を果たしています。
1936年史上初めてドラフトされた選手は、フィラデルフィア・イーグルスに指名を受けた史上初のハイズマン・トロフィー受賞者、シカゴ大RBジェイ・バーウェンジャー
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