LBミラーの残留を望むブロンコスGMペイトン
2021年03月05日(金) 12:05デンバー・ブロンコスのジェネラルマネジャー(GM)に就任したばかりのジョージ・ペイトンにとって、この先の数週間で下さなければならない最も重要な2つの決断は、スターセーフテイー(S)ジャスティン・シモンズとラインバッカー(LB)ボン・ミラーの将来だ。
ミラーは2021年のサラリー1,800万ドル(約19億4,000万円)のうち、700万ドル(約7億5,500万円)を保証する契約オプションを持っている。ブロンコスは3月16日までにそのオプションを行使しなければならない。
ミラーの代理人とは話を進めているとペイトンGMは現地4日(木)に述べた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーによると、ペイトンGMは「ボン・ミラーには残ってもらいたい」とコメントしているとのことだ。
ミラーをデンバーに残らせるためには、今季のレートを下げる延長契約や新たな契約が検討されると考えられる。
ミラーは足首の負傷により2020年シーズンの試合をすべて欠場。過去6シーズンは毎年少なくとも15試合でプレーし、プロボウルにも選ばれている。
さらに、ミラーについては犯罪に関わった疑いでダグラス郡の地方検事局による取り調べが今も行われている。このことについてペイトンGMは、法的なプロセスに任せており、状況についてのコメントは避けると話した。
「深刻な状況だということはもちろん認識しているが、すべて当局に任せている」とペイトンGMは述べた。
一方のシモンズに対しては長期的な契約を望んでいることをペイトンGMは改めて強調した。3月9日の期限までに複数年にわたる契約に合意できなければ、シモンズは2年続けてフランチャイズタグの候補となる。そうなれば両者には長期契約を実らせるのに7月中旬まで時間が残される。
パーマーが伝えたところによると、詳細はまだ決まっていないものの、ランニングバック(RB)のフィリップ・リンゼイにはテンダーを提示する予定だとペイトンGMがつけ加えたという。ドラフト外フリーエージェント(FA)のリンゼイにオリジナルラウンドのテンダーを提示した場合、ブロンコスは単純にリンゼイが他チームから受けたのと同等のオファーを提示すれば済むが、それでは見返りに何も得ることができない。2巡目テンダーの場合、仮にそれが340万ドル(約3億6,600万円)だとしたら、他のチームはおよび腰になるだろう。あるいは、デンバーで有能なRBへと成長したリンゼイが他へ移った暁には、ブロンコスは高順位の指名権を手にすることができる。
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